耳をかたむける

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 お見合い、そして交際をはじめるところまではうまくいくのだけど、そのあとが長続きしない。そういう悩みを抱え続けている人は男女ともに少なくないと感じています。
どうして続かないんだろう。その悩ましい気持ちを私に話してくれるのは、どちらかといえば男性の方が多いかな。

そういうとき私は、あなた、相手のことを知りたいと思ってる? と尋ねてみます。
お見合いのとき、交際をはじめたとき、だれでも自分をよく思ってほしいから、懸命に自己アピールをします。それが成功してお相手も、もう一度会ってみたいと感じる。だから、自己アピールはとても大事。でも、そればかり続けていても、「交際」にはなりにくいのです。だってそれは、自分、自分の一方通行ですから。
どれほど流ちょうな自分語りが出来ても、どれほど見事なデートコースが設定できても、それだけでは続かないのが交際です。

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 お見合いのとき自分が何気なく話したことをよく覚えていてくれて、それがしばらくしてから話題に上った。自分のことをずっと気に止めてもらっていたのだと感じて、とてもうれしかった。
まもなく結婚という女性会員の方に、そういう成婚にいたったターニングポイントの話を聞いたことがありますが、彼女に限らず人はだれしも、自分を知ろうと努めてくれる人に深い親しみを覚えていくものです。自分ではなく、相手のことを知りたいと努める、それが互いに重なって「交際」なのですね。

だから、自己アピールの次にするのは、相手の声に耳をかたむけることなのじゃないかなと私は思います。
いまは、自分を知ってほしいという思いばかりが先に立つけど、相手を知るという姿勢が結局その人の心を開かせ、やがて自分を知ってもらうというよろこびにつながることを、いつかみんなに知ってほしいなと思っています。
急がば回れ、だし、聞いてほしければ聞け、なのですね。

2014年3月22日 11:18 長井 春美

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