異性の基準

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 このあいだ面談をしていた20代後半の女性。どのような人と結婚したいのかと尋ねると、即座に「父親のような人」と答えられたので、ちょっと驚きを覚えました。
たぶんずっと前なら、そう驚かなかった。以前は理想の男性に、自分の父親をあげる人は少なくありませんでしたが、最近はあまり聞くことがない。だからちょっと不意をつかれた感があったのかもしれません。

最近は、ピーナツ母娘とか一卵性母娘とか、心身ともに密着度の高い母と娘の関係性がよくいわれます。その分、父親の影は薄くなった印象がありますが、でも会員の若い女性と話していると、父親への関心が決して薄いわけではないとも感じます。
異性を見るときの〈基準〉を父親に置いているという女性は、いまも昔もかなりの割合を占めているように思います。
〈基準〉ですから、〈理想〉ではありません。先に紹介した女性などは、父親を理想像に置きたいほど円満な家庭の姿がうかがえますが、違うタイプの人を求めるという意味で、父親を〈基準〉にする人もいます。考えてみれば、父親は娘が初めて知る異性ですから、それはそれで当然のことなのでしょう。

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 子どもって、親が思う以上に、親のことをよく見ているものです。言動に表れないこともちゃんと感知しています。
父親像だけではなくて、母親の夫としてあり方もよく見ています。
結婚したいという強い気持ちを引き出すカギは、どういう夫であるかを背中で語ることができるかどうかにもかかっているのかもしれません。

2014年3月15日 11:39 長井 春美

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