与えてよろこぶ

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 いまは、自分自身の〈幸福〉の中心にあるものとして、結婚を考える人が減ってきたのではないのかな、と、ときどき思うことがあります。世間的に役に立つもの、とか、自分を楽にしてくれるもの、とか、ときには、ぼちぼちしなくちゃいけないものだからするんだ、とか、そういう感覚が結婚を望む気持ちのベースにあるような気がすることもあります。もちろん、人によって、という質の話ではあるのだけど。
この人といるだけで、幸せだから、とか、この人がいるから頑張れる、とか、この人の世話をするのがうれしい、とか、そういう感覚で結婚を考える人がたぶん少なくなってきたという実感があります。

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 親世代の結婚生活を眺めてきて、結婚生活に夢を描きにくいことがあるのかもしれませんし、結婚を真剣に考える時期が、少しずつ後ろにずれてきていることも、若い人たちの結婚観をクールなものにしている理由なのかもしれません。
それが良いことなのか悪いことなのか、私が云々することではないと思うけど、少し寂しいことではあると感じます。

〈幸福〉とは、自分のあらん限りのものを与えてよろこびを得るという感覚。そこが、いわゆる損得勘定とはちがうところといえるでしょうか。
婚活について、いまは相手からたくさんのものを得ようとして、おもうように得られず苦しんでいるケースを見かけることが少なくありません。
得ることばかりではなく、自分は何を与えることができるかと、少し自分を見るだけで、お相手の印象も変わってくるのにと感じることもあります。
損得が表に出る人に、人はなかなか心を開けないものです。

2013年12月21日 14:41 長井 春美

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