急ぎ足の利点

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 いまは20年、30年という昔に比較して、自分自身や親が結婚について焦りを感じるタイミングが、およそ5年ほども後ろに延びているようにおもわれます。かつては、女性なら25歳、男性なら30歳くらいから、自分は少し遅れているのではないか、という焦りが生じはじめたのが、現在は女性で30歳、男性で35歳くらいから焦りがはじまる。一言でいって、みんな5歳ほど晩生になったといえるのかもしれません。そして当然のこと、男女ともに、このあたりの年齢から婚活をはじめるという人が増えてきます。

いずれにしても、〈焦り〉からはじまることは原則、よい結果をもたらしません。急いては事をし損じるの諺のとおり。焦ると、大事なことを見落とし勝ちなのですね。
時折、〈人より早く〉を婚活のモチベーションにしている人を見かけることもありますが、これもまた焦りの一種といえなくもありません。大事なのは自分自身のタイミング。

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 〈悠々として急げ〉といわれたのは、作家の故開高健さんだったかな。
私は、昨今の婚活事情を考えるとき、少しの急ぎ足は必要だと考えています。少し急ぐことの利点をいえば、結婚をめぐる状況が早くに肌身で感じられるから。いまは婚活の事情など、マスコミやネットでたくさん伝わることがありますが、ほんとうの厳しさ、難しさというのは、実際に自分が足を踏み出さなければ感じ取れるものではありません。焦りがはじまってからそれを知ると、ますます焦りが進行するといったことだってあり得ます。
少し急ぐことは、もちろん、それぞれの年齢にも関係することなのだけど、それ以上に、思い立てばすぐ動くという、心の構えの問題が大きいかなとおもいます。

婚活の大事なポイントはふたつ。ひとつは、自分の客観視。つまり自分を知ること。もうひとつは、状況認識。状況を早くに知って、その中にいる自分を俯瞰的にとらえることのできる人は、結婚への道のりもスムーズで、〈悠々として〉映るかなと感じています。

2013年12月 7日 11:23 長井 春美

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