馴染むための時間

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 結婚は〈変化〉です。愛が成就するとか、見た目に美しい表現もあるのだろうけど、結局のところは、暮らしぶりが変わるということ。いままでの日常を終えて、新しい日常が始まるということ。最近は、この〈変化〉をおそれて、籍だけを入れて、それぞれの日常は元のままで過ごすという人たちもあるようですが、それはやっぱりまれなケース。

ところで、私たち人間というものは、この〈変化〉に対応することが案外苦手なものです。大人数の家族の一員であったのが、つい先程までは他人であった異性とふたりきりの生活に変わるとか、ひとりで不自由なく暮らしていたのが、大人数の家族に加わるとか、いろんなパターンがあると思いますが、でも、その新しい生活に順応していかなくてはいけないのが、結婚です。

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 人間は〈変化〉が苦手だといいましたが、みんながみんなそうでもありません。たとえば、子どもは生活についての順応力が高い。そして年を取れば取るほど、その順応力は弱まっていくものです。
私はさまざまな機会に、結婚しようと思うなら、1年でも2年でも早くにした方がよい。早くしたければ、婚活自体も早く取りかかった方がよいと、よく話していますが、人はいまの生活に馴染めば馴染むほど、年齢が進めば進むほど、〈変化〉をおそれる。そのおそれが、結婚という新しい生活に向かう勇気のようなものを、いつのまにか朽ちさせてしまわないかと案じるのです。

最近の若い男性たちがよくいうのだけど、結婚はすべて整ってから、なんて考える必要はないのだと思います。それは新しい生活の中で、徐々に整えていけばよいこと。それよりも、何かしら結婚の〈旬〉のようなものを見逃してはいけないと思っています。

2013年11月23日 11:24 長井 春美

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