異性の友人がいない

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 先の“生涯未婚”についての統計もそうでしたが、近年は、若い世代の結婚、恋愛事情を明らかにする調査結果にあたるたび、大きな驚きを感じます。
先日は、厚労省の2013年度の厚生労働白書が発表されましたが、これもまた驚かずにはいられませんでした。いま、若い世代(18~39歳の未婚者)の、「異性の交際相手も友人もいない人」が、男性で62.2%、女性で51.6%に上るという調査の結果です。

この統計で、実は私がいちばん気になったのは、“異性の友人もいない”というフレーズ。
最終的に結婚へと至らなくても、一組の若い男女が交際へと進展するとき、異性、同性にかかわりなく、“友人”が一定の役割を果たしてくれるケースは決して少なくありません。たとえば、学生時代の友人が、「いま彼女いないの? 私の友だち、紹介するよ」みたいなパターンかな。

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 そのように、直接的な役割を担わなくても、ただの知り合いではない、ちょっと深みのある人間関係をもっていることで、男とは、女とは、という、同性とは何かしら違うところを、自然に学習していくこともあるでしょう。

いまは、とくに若い世代を中心に、人間の関係が、うまくいえないけれども、「閉じていく」方向に向かい勝ちなのではないかと感じています。寂しさよりも、人間関係のあれこれから、自分の心を守ることが先に立ってしまうのかな。
でも、結婚も恋愛も、自分を「開く」ということが、第一歩になります。関係を維持するために必要な心のカタチともいえることでしょう。
「開く」には、開く意識と努力が要ります。

2013年10月12日 11:34 長井 春美

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