結婚のタイムラグ

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 結婚をすることがいまはとてもむずかしくなっている、ということが、昨今ようやく世の中の常識になってきたような気がしています。
この、“むずかしい”という状況を前提に、若い世代の人に考えていただきたいことのひとつが、“結婚”に前後する自分自身の人生設計を少し前倒して見積もってほしいということ。もちろん、やがて結婚し、子どもをもちたいという希望があればの話ですが。

あくまでも仮定の話ですが、いま結婚を前提にしたお付き合いをしている男性のいない25歳の女性がいたとして、27~28歳くらいには結婚し、30歳に届く前に最初の出産をしたいと漠然と考えている。
とすれば、実はいまから、ある程度真剣味をもって、相手を探す努力をはじめないと、そもそもの設計どおりには歩めないというのが、いわゆる“結婚がむずかしい”現状なのだろうと思うのです。
27、8で、そろそろ結婚したいと思って動き出しても、婚活がうまく進展したとして、結実するのがようやく30歳の手前。それから、出産までにまた1年2年と時間を要する。

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 なにがいいたいのかといえば、結婚にいたるまでの準備(婚活)や、出産までのあれこれは、実は私たちが思う以上に、時間を要してしまうものであるということ。
その、いってみれば結婚の“タイムラグ”に、焦りや苦しみを感じる人も、いまは少なくないのだろうと思っています。
転ばぬ先の杖というのは、単純に急ぐということもあるのだろうけど、およそ20代の前半には、自分は結婚や子をもつことについて、どのように考えるのかという結婚観、人生観を煮詰めておくことが必要なのだろうと思っています。

そのうちどうにかなるだろう、という、かつては若い人たちに許された気分が、いまはそう簡単に許してもらえないというのが、“結婚難”の時代性なのだと思います。みんなにもっと大らかに生きてほしいという気持ちをもちながらの老婆心なのだけど。

2013年9月14日 14:07 長井 春美

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