感情を伝える

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 知り合ったばかりの二人の気持ちを近づけていくものは何だろうと考えると、それは、いまこの時点のそれぞれの感情を素直に伝え合うことではないかと思います。
それなりに時間をあけずに会うのも大事だし、あれこれ相手を気遣いながらデートする、共通の話題を見つけて談笑する、そういうのも当然、二人の心を近づける。でも、そういう中で、もう一歩進んで、いま自分はあなたのことをこう思っている、会えるとうれしいと思っている。そういう普段はあまり見せることのない、心の表情のようなものをことばで表にすることが、二人を近づけるいちばん大切な手立てのように思います。

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 相手がいま何を考え思っているのか、それが分からないままに、ただ会うという行為、時間ばかりを積み重ねていると、いずれ、今日もあまり前に進まなかったなというような徒労感に襲われることだってある。それが、こうして会っているとぼくはとても楽しい、というような、たった一言の感情の表出があると、会うことは全然無為じゃないんだと思える。そこに、私も楽しい、という、感情の同意があると、いちどに心が通じていくものです。徒労感とは対照的な感情が芽生えてくる。

と、いいながら、感情を伝えるのはとてもむずかしいことにはちがいありません。相手がまったくちがう感情をもっていたらどうしようという恐怖も感じる。
ちょっとした勇気が要ることなんだけど、でもね、その勇気をふるわなくてはひとつも前に進まないことが、男女の間にはかならずあります。

相手を傷つけるかも知れないことには、よほど慎重でなければいけないけれども、自分が傷つくかどうかについては、もっと無防備でいい。それは、最近の若い人たちに感じることのひとつでもあります。勇気をもって一歩進んでほしいと思います。

2013年8月 3日 11:27 長井 春美

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