良い加減

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 「いい加減」という言葉は、いまは悪い意味に使われる場合の方が多いかもしれません。
いい加減な人と言われるときは、何でもかんでも適当な人のことを指しているし(適当もほんとうは“いい加減”じゃないのに)、漫才などでは、「もうええ加減にせえ」というのが、ツッコミの最後の決め文句になったりもする(笑)。
でも、ほんとうは、程よい、ちょうどよい、というほどの意味。

婚活のポイントって、実はこのあたりにある気がします。もちろん、テキトーに、ということではなく、自分という人間に対してのほどのよさを探すこと。もちろんもちろん、身の程を知れ、なんて話でもありません。
ひとつには、頑張り過ぎてもいけない。会ってみたい人と会うための努力とか、もろもろ頑張らないといけないのだけど、気持ちの中で、それが過ぎてはいけない。過ぎると、気負いになって、相手に対して暑苦しくもなるし、自分を苦しめる材料にもなり勝ちです。
といって緩みすぎてもいけない。結婚に対する真剣味というのは、必ず相手に伝わります。よい加減って、案外むずかしいことでもあるのですね。

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 婚活とはそして結局、人に相対するときの程よい「加減」を学ぶ場でもあるのですね。「加減」は、世間一般の加減ではなくて、自分に対しての加減。それを知るには、まず自分を知らなくてはいけないから、自分に対する客観性を磨く場でもあります。
それは同時に、結婚してからの“暮らし”にも直結するお話で、それをうっかり世間一般の加減に頼ってしまうと、こんなはずじゃなかったのに、という後悔にもなりかねません。
学びとは経験から知を得ることです。失敗からも挫折からも知は得られます。距離や感情の抑制。異性間にも当然、知の要素は少なくありません。
しかし気負うと知は逃げていく。異性に向き合うときにも程よい加減が必要な理由です。

2013年5月18日 13:58 長井 春美

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