成熟がカギ

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 たぶん数年ほど前のことですが、作家の五木寛之さんが新聞で、現代人の成熟年齢は昔の人の7掛けくらいで考えた方がよいと書かれていたのを記憶しています。成熟年齢というのは、“大人度”みたいなものかな。その計算法にしたがえば、いまの30歳は、昔の20歳そこそこの大人度ということになります。

私は、結婚は、それを起点にはじまる、男女二人、折り合いをつけながら生きていく生活意識、そして子育てなどを思ってみても、それなりに精神の成熟した大人同士のいとなみでなくてはならないと考えているのですが、いまはそうした心の成熟が少しゆっくりであることが、世の中の晩婚傾向をすすめているのかなと思わないでもありません。

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 心の成熟ということで、私たちの相談所に来てくれる方たちを眺めていると、それが未熟な人が多いというようには感じていなくて、それよりも、しっかり成熟した人と、未だ成熟しきれていない人との二極化が際立っているかなというのが私なりの見方。
この二極に分類しかねる層として、生活意識などは充分に成熟しているのに、異性との心の交わりということでは途端に未熟な顔を覗かせる人が、いまは以前に比べて増えてきたかなという印象があります。

充分に成熟した人、つまり大人になっている人と、そうでない人と、どちらが結婚に結びつきやすいかといえば、それはいうまでもない話ということになるでしょう。どこが違うかといえば、結婚してからの生活を考えている人と、ただ結婚することだけを考えているのでは、選択のポイントが異なります。お相手に求めるもの、自分が与えられるもの、そういう結婚のポイントが、現実的な生活意識に則って自分の中に確立している“大人”であることが大事なのだろうと思っています。

2013年4月20日 12:10 長井 春美

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