知るために動く

今日の写真

 結婚相談をしていて、その人の気質や結婚についての考え方、感覚がよく分かるのは、交際を断るときかもしれません。
入会のとき、途中の面談、折々にたくさんの話をするのだけれども、本音というのかな、その人の根本がいちばん伝わってくるのは、何かしらの決断のときということなのでしょう。
それも1回2回では分からない。回を重ねるごとに、この人が本質的に求めているのは、こういうタイプの人なのだというのが自然に見えてくる。
すると次からはもうちょっとピンポイントで、こういう人もいるのだけどと、アドバイスを送ることもできるようになります。

今日の写真

 分かる分からないという意味では、当人自身、交際を断ってはじめて、自分はほんとうはこういう相手を求めているんだと気づかれる場合も少なくありません。
自分はお相手の収入のことはあまり気にしない。それより明るい家庭をつくりたい、とつねづね自分でも考え、まわりにも話していたけど、いざ具体的に人に会いはじめると、いちばんに気になるのは、性格よりもお金のことだった、というようなことでしょうか。
ちょっと極端すぎる例かもしれませんが、“よい人”を演じねばという気負いが、ほんとうの自分を自分にも見えにくくしている場合もあることでしょう。

結婚相手を選ぶことでは、お相手を知ること以上に、自分の本質を知ることが大事だと思っています。何を求めるかが自分でよく分かっていないと、選ぶための基準がつくれません。だから、矛盾しているようだけど、自分を知るということのためにも、まず人に会うということが大切です。会いながら、自分を知り調整するのが婚活です。
という意味では、人に会うことに対する怠惰と気後れが、婚活のいちばんの敵かな。

2013年3月10日 12:00 長井 春美

過去のコラム

back number