二人なら何とかなる

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 結婚について、年配の方から、子どもがなかなかその気になってくれないというお悩みをよく耳にします。近年、といっても、もう10年も前くらいからの傾向で、そういう悩みを持たれるのは、男の子をもつお父さん、お母さんの場合が比較的多い気がしています。

「男の子」といっても、両親が結婚を焦る年頃といえば、30代、ときに40代でしょうから、「男性」という言い方の方がよいのかな。この世代の男性の心を結婚に向けて動かすのはとても難しいと、多くの親御さんが感じているということです。

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 結婚に心を動かせない多くの男性たちの気持ちも、もちろんよく分かります。
ブライズの会員の方の話をうかがっても、この世代の男の人たちは、みんなほんとうに仕事に忙殺されています。それに見合う収入を得る場合も少なく、そして、その仕事でさえ継続的にあるのかないのか、そこはかとない不安がいつもつきまとっています。
30代40代の男性には、結婚といえば、自分が食わせねばならないという観念がまだ根強い。いまのままでは、まだ難しいなと思っているところへ、うっかり親が結婚を口にすれば、「うるさいな、黙っていてくれよ」という言葉も出るし、そういう気持ちにもなる。

難しいなあ。ほんとうに難しい。親の立場も子どもの立場も難しい。
結婚に一歩足を踏み出すには、ほんのちょっとの「楽観」が要るのですよね。いまあるものがみんな無くなっても、まあ何とかなるよ、みたいな楽観。
すべてをひとりで負うのはとうてい不可能。そういう時代ですから。ひとりでは無理でも、ふたりなら何とかなっていく。そういう結婚の側面であり気分を、社会的にも、家庭的にも、もっと醸成していく必要があるのかもしれません。

2012年7月 7日 13:55 長井 春美

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