ピピッとくる

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 お見合いのあとの感想で、男女ともによく耳にするのが、「ピピッと」という言葉で、それも、「ピピッときた」というより「ピピッとこなかった」という方がずっと多い。残念ながら、というお話ではあるのだけれども……。
ピピッとは、ピンとくる、でもいいし、どきっとした、でもいいし、ときめいた、でもいい。初対面で、何か心が動いたときの表現なのでしょう。

この「ピピッと」を、ことのほか大事にする人も少なくないし、あまり重視しない人もやっぱり少なくない。どちらがよいという話でもありませんし、それは人それぞれといういうほかありません。
ただ、この「ピピッと」にとらわれすぎると、肝心なものを見落としてしまいがちになるのではないだろうかというおそれも感じます。

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 「ピピッと」という表現は、ちょっと鋭角的。心を大きく、激しく動かしたときに当てはまる表現だとすれば、もう少し緩やかに、穏やかに気持ちが動いたときに使う言葉があってもよいかもしれないと思います。
たとえば、「しっくりくる」とか「落ち着ける」とか。「ピピッと」と同じくらい、これも男女の間を流れる空気の大切な要素です。

出会いに求めるものは人それぞれ。それぞれだからよいのだと思っています。
とすれば、みんながみんな「ピピッと」に拘ることもありません。自分なりのピピッとにかわる言葉をもって、初対面に臨んでみてはどうなのだろう。ちょっと違うお相手の表情が見えてくるかもしれません。

2012年6月23日 16:44 長井 春美

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