楽しさと必要

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 人間の行動を支配するのは「必要」と「楽しい」という、たぶんその二つにくくってしまうことができるだろうと思っています。それを仮に毎日の仕事で考えてみると、お金を得るために必要だからやっている人と、楽しいからやっている人の二通り、ないしはその両方のために働く人に分類できることでしょう。
「楽しい」といえばいろいろ語弊もあるでしょうから、あるいは「快」といった方がよいかもしれません。

男女の関係の究極の姿がおそらく結婚だと思うのですが、そこに至る行動を引き出すものも、必要と快の二通り。いうまでもないことでしょうが、ずっと一緒にいたいという「快」に導かれるのが恋愛結婚で、それによって生活が整うという「必要」に導かれるのがお見合いによる結婚。

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 この二つはでも、対極にあるようで、実は案外近いところにある感覚でもあります。たとえば私たちは必要に迫られて毎日食事を摂るのだけど、そこに美味しいという快が加わらなくては、ずっと食べ続けることはむずかしい。つまり継続を推進する要素として、いずれの割合かはまた別のこととして、両方が必ず必要だということ。

世の中全般に恋愛というものを重視する傾向があるけど、私は恋愛か見合いかというのは、実は二つの入り口に過ぎないのじゃないかと思うことがあります。
「必要」と書かれた入り口から入ったとしても、互いに「快」を増やしていけば、それが継続の強い力になるし、「快」(恋愛)から入ってもそれを継続する努力を互いに怠れば、「快」は「必要」感以上に早く萎んでいってしまうものです。

婚活にちょっと足踏みしている人は、自分の中の「必要」を見つめ直すことが大事だし、お相手からも自分からも「快」を引き出すことのできる自分であるのか、それを見直すことがもっと大事かなと思います。

2012年5月12日 11:32 長井 春美

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