結婚と幸せ

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 「仕事柄」ということなのかもしれませんが、結婚と幸せについてよく考えます。
ひとつはっきりしているのは、結婚すれば幸せ、ということはまずあり得ないことだろうと思っています。結婚できたという達成感がいっとき幸せな気持ちを導いてくれることはあるだろうけど、それはずっと持続する感覚ではありません。
私自身の結婚と幸せ観をいえば、私はたぶん夫である人の役に立てたと実感するときに、結婚についての幸せを感じるだろうと思っています。それは家事でも、日常の仕事でも、何かしら心の支えになることでもかまいません。夫婦でいることの自分の価値を自分なりに感じたときに私は幸せを覚えます。それを日常的に感じていられれば、私は幸福な結婚生活を送っていることになります。
もちろん人生の途上は、晴れた日もあれば曇る日もありますから、そうそう幸せになりっぱなしというわけにもいきません(笑)。

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 何のために結婚するのかがいまは少し分かりにくい時代であるようです。それが結婚しない若い人たちを増やし続けている大きな理由のひとつであると私は思っています。
結婚の価値が見えないから、意欲が引き出されない。伴侶をもちたいという生理的な希求はあっても、「何で?」という思いが、それに蓋をしているという感じでしょうか。
結婚は人を幸福にもするし不幸にもする。この当たり前の現実を前に、それならそんな面倒くさいこと、わざわざする必要はないんじゃないの? ということかもしれません。
でも、と、ちょっと思うのは、やってみないと、幸福も不幸も分からないのじゃないの? と私は感じるのです。幸福になるためには、ともかく一歩踏み出さなくてはならないのが、人生における「結婚」の味わいだと思うのです。

これもまた時代のなせるワザか、たとえば対価比率とか費用対効果とか、そういう感覚で結婚を観る人も少なくない気がしています。自分はこれだけしてきたし、これだけするのだから、あなたも最低これだけは、とか。
それは何だか、結婚と幸福の距離をどんどん遠ざける感覚のように思うのだけど、どうなのかな。 

2012年4月21日 13:14 長井 春美

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