焦らず急ぐ

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 細かな表現の記憶はたしかでないのだけど、「チャンスの女神は前髪をつかめ」というような慣用句を聞いたことがあります。

向こうからやってきてくれたときに急いでつかむのが大事で、チャンスの後ろにはつかむに足る髪はない。つまりほとんどハゲ!!(というのが定説です。)

結婚相談の場でときおり目の当たりにすることですが、この人はいま、絶好のチャンスに恵まれているなと私は感じているけど、当人にその実感はあまりなくて、次にはもっとよいチャンスが来ると目の前のものを無造作にやり過ごしてしまう。そして何ヶ月か過ぎて、あのときの彼(彼女)が私には最適だったのかもしれないと気づくのだけど、後悔はやっぱり先に立たない。そのようなことが案外多く起こります。

人間は、未来にもっとよいチャンスが来ると信じていたい生き物ですから、これを贅沢だとか、自分が見えていないとか、そのような批判は的外れだと思うのだけど、自分ひとりの感覚だけでチャンスや、ある種のタイミングを測るのは難しいという自覚は必要なのかなという気がします。

後ろ髪でなく前髪をつかめ、というのは、時間のことを指しています。

若さというものが結婚の可否を左右するすべてであるとはとうてい思わないけど、ふたりの生活を積み上げること、やがて子どもを成していくことを考えれば、年齢もまた素通りできない大切な一要素であることは事実です。

時が過ぎることは、その分、若さを失していくことなのですね。

といって、焦ることはひとつもない。でも周辺の時間は、自分が思う以上に速く進んでいくことを自覚して、ちょっと急いでいくことは必要かな。 

2012年1月14日 11:19 長井 春美

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