
最近ちょっと興味深い出来事がありました。 ブライズアカデミーは定休の日(火曜日)を除いて、毎日見学の方を受けつけています。 一概に結婚相談所といっても、成り立ちも方法論も、それぞれの相談所によって異なります。具体的なところでは必要となる金額も違いますし、何よりどのような形で、入会のときまで縁もゆかりもなかった男性と女性を結びつけていくのかという、その結び方も実にさまざまです。もちろん私たちは、これがいまできる限りの最良の方法だと思って毎日の仕事を行っていますが、「見学」というのは、そのあり方を充分にご理解いただくこと、そして私たちもまた安心しておあずかりしている会員の皆さんにご紹介できるように、その方のお人柄の一端を知りたい、というふたつがブライズアカデミーに見学にお越しいただくことの理由です。 その人のお人柄といいましたが、見学にお越しいただくのはご本人でなくとも、ご両親さまやそのいずれかでも一向に問題はありません。ブライズアカデミーの内容をくわしくお伝えいただいて、最終的にご本人が承諾いただけばそれで充分ということなのです。お人柄はご家族に接すれば、もちろん全体とはいえませんが、その一端はつかみとることができます。
さて、興味深い出来事というのは、先日ブライズアカデミーの見学にお越しになったのは、三十歳をいくつか過ぎたご子息をお持ちのおかあさんが二人。おひとりが以前にブライズアカデミーに入会されていた方のお知り合いで、ぜひにと勧められて来たのだとおっしゃっていました。仮にAさんとしておきましょう。もうひとりのBさんはAさんのお友達で、今回はいわば付き添いというようなことでお越しいただいていたのでした。
そのAさん、Bさん、お二人を前にシステムを紹介し、私たちの考え方を述べていったのですが、話が進むにつれ何とはなくAさんは気乗りしないご様子。だのに付き添いで来られたBさんの方が私のお話に真剣に耳を傾けてくださり、どんどん質問も投げかけてくださる。最後はどちらが本来の見学者なのか分からない様子となり、結果としてBさんだけが入会の仮手続きをして帰られることになりました。こういうことはたしかにそうそうは起こりません。
これはいったい何を象徴しているのかといえば、私たちのような結婚相談というシステムにも、人によって合うところ合わないところがあるということです。
たとえば、ご入会の時に必要なお金にしても、高いと感じる方、また安いと感じて、もっと高い相談所の方が安心できるとおっしゃる方もいます。受けとり方は千差万別です。
ブライズアカデミーで、最大限出会いの対象となるのは男女ともに500名です。また別の機会に、この500名という数字の意味をお話ししたいと思いますが、私たちの裁量できちんと皆さんのお人柄まで把握できる限度が男女それぞれ500名という数字なのです。でも、もっと多くの人の中から選びたいとおっしゃる方も、もちろんいらっしゃいます。
私たちはご入会された方と語り合いながら、ご希望に深く耳を傾けながら、よいお出会いを提供したいと考えていますが、むしろそのような人間的なかかわりのないところで異性と出会えるようなシステムを求められる方も最近は少なくありません。
そして私は、たぶんそれはそれでよいのだろうと考えています。男女が出会うということと同様、私たちのようなところと、それを求められる方々の間にも、必ず相性というものが存在するのだろうと思うからです。ですから、自分たちの方法にいくら自信があるといっても、それを無理に押しつけるようなことはしません。
ただひとつ、ご子息やお嬢様の出会いや結婚について、結婚相談所や類似の異性との出会いを紹介するところに関心はあるけれども、何とはなく不安なものを感じているという方がいらっしゃれば、私からアドバイスできることは、検討されるその相談所や紹介所が、在籍数の多少にかかわらずほんとうに会える方がいるのか、ご本人や家族にとっても納得できるような出会いを導いてくれるのか、そして安心できるところなのか、という3点を事前にまず確かめていただきたいということです。出会いも結婚も、人と人のいとなみ。その大半を相性診断のように、コンピューターにすべてお任せということでよいのかどうなのか、ということも含めて、まず語り合うということをもって、あるいはたいせつなお子様の人生を委ねることになるのかもしれない相談所選びの材料にしていただきたいと願います。
少し口うるさくお感じになるかもしれませんが、現代はある程度の年齢に達した方にも、うまく大人になりきれていない方が少なくないように感じられます。あまり適当な表現でないかもしれませんが、思春期が以前よりちょっと遅くなってきているように思うのです。
きっとさまざまな要因があるのでしょうが、心を開いて人とつき合うという、本来は20代までしておくべき経験をしてこなかったことが、人間としての成長にちょっとしたつまずきを与えているといえるのかもしれません。
うちの子はどうして結婚できないのだろう、どうして結婚しようとしないのだろう。もしも、そういう不安をお感じのご両親がいらっしゃるとすれば、そのことに目をそらさずぜひ向き合って、どうしてなの? というお話し合いを持っていただきたいと思います。
まず家族と向き合う、そして、私たちのような立場の人間と、出会いや結婚という現実と向き合いながら、ちょっとずつお互いに大人になっていく。そのことが結婚へのもっとも有効な歩み方ではないだろうかと私は思っています。
(株)ブライズアカデミー スーパーバイザー/支社長
長井 春美


























