嫌われても向き合う

今日の写真

 子どもの結婚に一生懸命なお母さん、お父さんを時々見かけます。一生懸命なのは、やはりお母さんが多いかな。
どちらかといえば、婚活についてご両親の参加をお願いすることの多い私たちの結婚相談所ですから、一生懸命なご両親にお会いする頻度もやはり高いだろうと思っています。そして、当然のことかもしれませんが、ご両親に“真剣味”のあるご家庭の方が、成婚の確率も高い。“真剣味”を数値化することはできませんから、具体的な数値をあげることはできませんが、たぶんにそういう傾向はあるだろうと感じています。

でも、もちろん、たいせつなのは“真剣味”の中身。
この婚活スケッチでも、よく話していることですが、婚活最中の人で、ある日その向き合い方ががらりと変わる人がいる。その人自身の結婚への“真剣味”が変わるのですね。そうすると、会う異性との向き合い方も変わる。話の内容も変わる、ということで、私たちが、あ、この人変わったな、と思っているうちに、結婚への道のりをごくごくスムーズに歩き始めたりします。
で、何をきっかけにして、そういうことが起こるのかといえば、ご両親ないしは、そのどちらかと真剣に向き合って、結婚について、人生について語り合ったあとに、よい変化が起こる。必ず起こる、とはもちろんいえませんが、子どもの心に灯をともす人は、やはり“親”という存在なのだろうなと感じることが、これまで何度もありました。
ばたばたと結婚の外周ばかり動き回って、あれこれ子どもに指図ばかりしていても、ほんとうには心に火をともすことはできない、とも思います。

今日の写真

 私も親のひとりですから、意志も感情もある子どもと真正面に向き合うことの怖さが分からないではありません。子どもの痛いところを下手につついて、嫌われたくない、という気持ちだって分かる。
でも、あなたはどう生きようと思っているの? という、結婚についての価値観を、真正面からぶつけ合うときも必要なのだと思います。子どもに、ほんとうに結婚してほしいと願うなら、ですが。
子どものためを思う親のことばは、心底には子どもを傷つけない。少しは痛い思いもするでしょうが(笑)。いちど覚悟を決めて、子どもの胸に波紋を起こす“悪者”になってみてはどうかな、お母さん、お父さん。

2015年9月26日 12:07 長井 春美

過去のコラム

back number