愛を乞うひと

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 ひと昔前、〈愛を乞うひと〉という映画があったことをふと思い出しました。
長い間、婚活の現場にいて近年よく感じることは、愛を乞う人は多いけど、愛を与えることに喜びを見出す人は、昔に比べて少し減ってきたのではないかということです。愛されたい、とか、大事にされたいとか、人間の関係性において、受動的な人の比率が高まっているように感じます。

ところで、愛はいくら求めても、自然に与えられるものではありません。逆に、乞わないけど、与えられるのが愛であるともいえるでしょうか。

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 どういう人がまわりから愛され、大事にされるのかを考えてみると、単純にいつも笑顔の人、人の悪口を言わない人。まわりをいつも思いやる人。自分のことは後回しにする人。相手の話を親身に聞いてくれる人。
そこに〈愛を乞う人〉は含まれません。むしろ愛を与えたい人が、いつのまにか自然に愛を与えられるものです。

どういう人が愛され、異性とよい関係を築いていけるのか。そのことをよく考え、しかも日常の生活に生かしていくのも、婚活の大事なステップだと私は考えています。
笑顔を振り向ける。嫌な気持ちになる言葉を発しない。相手の話を真剣に聞く。相手の立場やときどきの感情をおもんばかる。特別なことでも何でもない、そういうことって、実は相手に愛を与える行為なのですね。
いつまで愛を乞うていても、何も変わらない。自分も変わらないし、お相手も変わらない。それはひどく無為な時間といえるものだと思います。

2015年2月21日 10:32 長井 春美

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