本気ですか?

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 このコラムのタイトルにも使っている〈婚活〉という言葉が、人々の耳に馴染んでいま7、8年といったあたりでしょうか。
それ以前は、たとえばお見合いパーティーといっていたものが、やがて婚活パーティーに名称変更されるようになりました。言葉というのは不思議なもので、パーティーの内容は同じでも、表現を「お見合い」から「婚活」に変えるだけで、その場に来る人のある種の抵抗感を払拭してしまう。会社でも、仲間の集まりでも、まわりの人に、「いま私、婚活中です」と笑っていえる気分をつくり出してくれるのが、〈婚活〉という言葉が生まれたことの功の部分かなと思います。

そして〈婚活〉に、もしも罪の部分があるとすれば、結婚に向けてあれこれ活動することに取っつきやすさ、気楽さを生んだ分、そこに向かうときの人々の〈本気〉をちょっとずつ削いできたのかなと思わないでもありません。何かしら、イベント事に出かけるような気分で、パーティーなどに出かける人も、いまは多いのではないでしょうか。これはたぶん、〈婚活〉という言葉が世の中に広げた罪の部分。

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 ところで、〈婚活〉に強い人はどういう人かと考えたとき、それは結局、自分の結婚について〈本気〉の人じゃないかなと私は思っています。どのように条件がととのっていても、心の奥底にある〈軽い気持ち〉は、めざとくお相手に見抜かれてしまう。最初はちやほやされても、最後には、他の人に目を向けられるなんてことが起こりがち。
結局、本気の人には、相手の本気を見つける眼が宿るということなのでしょう。
〈本気〉は、これから自分の人生をどう生きるのかということを、考え考えて、自分でつくっていくほかありません。それもまた婚活の大事なポイントです。

2015年1月17日 13:29 長井 春美

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