ブレないこと

今日の写真

 先日、高倉健さんが亡くなられました。私たちの世代からみても、頑固、生真面目の内面にあふれるような優しさを秘めた、古き良き時代の〈日本の男〉を感じさせる方でした。要するに、いまよくいわれるブレない人の代表格が健さんだったのかな。
〈ブレない男〉を代表しながら、でも健さんは役柄を時代の相にも合わせながら、少しずつ変化させていきました。何がブレなかったのかといえば結局、よい映画を撮りたい、よい役者でありたいという価値観が揺るがなかったということなのかもしれません。

ブレないというのは、一本筋のとおった価値観をもち、それをずっと持続するということ。それが体現される姿に、人は人間としての魅力、ときに異性としての魅力を感じるものなのでしょう。
価値観というのは、すごくむずかしい言葉のようで、せんじつめてしまえば、自分はこう生きたいのだ、という〈意志〉のことなのだろうと思います。自分の人生に対して、意志をもつ。もちつづける。それが流されないことだし、ブレないことなのでしょう。

今日の写真

 私が勝手につくった健さんの魅力としてもうひとつ、〈言い訳をしない人〉というのがあるかな。ある種の潔さがいつも感じられた。

婚活にはまったく縁のないようなことを延々話してしまったけど、人間の魅力は結局、内面に宿る。そして、内面がやがて外面をつくっていく、といえば、婚活の話にも通じるところがあるように思います。
外をどう飾るかより、内の自分をどうつくるかなのですね。それは男も女も変わりません。

2014年12月20日 10:38 長井 春美

過去のコラム

back number