だれのために遣う?

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 最近、以後の交際を断りたい理由として、女性の無駄遣いをあげる男性が増えてきました。これはまったく近年の傾向のひとつで、昭和の人間である私などには、聞いた途端、目が点になってしまうことがらではあります。
かつては、無軌道にお金を遣ってしまう男性に、不満や不安を覚える女性が多かったと記憶していますが、その男性がいまはどんどん堅実、ときにケチになり(笑)、一方で経済力をもった女性が湯水のようにお金を遣うのを眉をひそめて眺めているという現代特有の構図でしょうか。

結婚を巡るお金の問題は当然、根深いものにちがいありません。そういえば、40代の男性が結婚に二の足を踏むのは、自分がここまで貯めてきたお金を、いまさら〈他人〉に我がもののように遣われるのはたまらないという感覚が生じるからだと聞いたことがあります。女性が無駄遣いしたい気持ち、長く仕事をしてきた男性が、貯めてきたお金を取られたくない気持ち。そのいずれの気持ちも、決して分からないではありません。

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 〈無駄遣い〉とお相手に感じさせるのは、自分のために遣うからなのでしょう。ふたりのために、でもなく、家族のために、でもない。ふたりのため、であっても、〈明日〉を想定したものでない遣い方も、見る人によっては無駄遣いに映るのかな。

結婚は、ふたりのお金とか、時間とか、そういうものを重ねて生きていくいとなみです。生きていくのだから、今日も大事だけど明日も大事。
自分のお金であっても、〈ふたりで〉という感覚から遠くなってしまうと、結婚もまた遠くへ行ってしまう。それは何も女性に限った話ではありません。婚活中の方達みんなによく考えていただきたいことのひとつです。

2014年8月23日 11:14 長井 春美

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