家族になる

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 私が幼かった頃と現代で、何がいちばん大きく変わったのかといえば、私は真っ先に〈家族〉の有りようを思います。
3世代、ときに4世代にわたる大家族、子だくさんが当たり前の時代に生まれ、核家族、少子が当たり前になっていく時代の変化を眺めてきました。そして、男性の生涯未婚が5人に1人という、家族が核ですらない〈個〉の時代をいま目の当たりにしています。
このような傾向は、すぐに反転に向かうというものでもないでしょうから、よほどのことがなければ、5人に1人の数字は、10年後には4人に1人、20年後には3人に1人というように、〈個〉の時代はいよいよ進んでいくのだろうなと、時折、暗い気持ちにとらわれます。

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 〈個〉があまりにも行き過ぎると、世の中は〈孤〉に向かうなんて考えないままに、〈個〉の自己実現を至上の価値と考えてきた結果がこれなのかなとも思います。
世の中の結婚観というものも、個の実現ばかりを探してきました。それはもちろん悪いことではないと思うのだけど、一方で、これまで家や家族の価値観があまりにもないがしろにされすぎてきたのではないだろうかという思いもあります。

結婚はふたつの家をつなぐものでもあるし、ふたつの家族をつなぐものでもあります。そして新しい〈家族〉を創造するいとなみです。
私の、あるいは私たちの結婚相談のバックボーンは、そのような価値観に根ざしてもいます。ちょっと古くさいのだけどね(笑)。でも、人間の生き方は古いからダメという話ではないと思っています。
1人ではよく生きることがむずかしいのが人間です。よい〈個〉はそして、よい〈家族〉に支えられて在るものでもあることでしょう。家族をつなぎ、広げるお手伝いをしたいと思っています。

2014年8月 9日 11:40 長井 春美

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