それぞれの結婚

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 つい先日(6月19日)の朝日新聞『天声人語』が、現代の未婚化、晩婚化への意識調査の内容にふれ、現在未婚でいる男女の意識の違いを紹介していました。いわく、未婚でいる理由を「希望の条件を満たす相手にめぐりあわないから、を女性の4割近くが挙げたのに対し、男性は2割だった。一方、異性とうまくつきあえないから、を男性の2割が挙げたのに対し、女性は7%にとどまった」というものです。
何だかちょっと、世の女性陣の上から目線と、男性陣の及び腰が気になるところではあります(笑)。

こういう記事を読むと、女性の4割が世の男性に不足を覚えている〈希望の条件〉って、いったいどのようなものなのだろうと少し考え込んでしまいます。
たとえば年収や職業や学歴や、あとは容貌、年齢かな、そういうものがひとつの強大な男性像を為していて、そこに届かなければ、結婚相手として不適と言っている感じ。

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 傲慢なように感じられるんだけど、一方で、みんなでつくりあげた男性像、つまり世の中全体の結婚の価値観に乗っかっているだけというような、ほんとうは個々がつくりあげるべき価値観のひ弱さを感じるところでもあります。
本来、自分がよいと思えばよいのだもの、結婚は。そういう意味では、この4割という数字は、とても多くの女性が、異性の個の魅力を見出す目をもっていないことを示しているものなのかもしれません。

世の中の価値観に流されずに、自分がよいと思えばよい、と思い切るには、自分への信頼も、精神の自立も要ることでしょう。それは男性も女性も変わるものではありません。私は結婚する、と婚活の歩みをはじめた方々には、世の中がつくった価値観ではなく、あなただけの価値意識をしっかり磨いていただきたいと願うところです。

2014年7月26日 10:45 長井 春美

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