思いやるということ。

今日の写真

 結婚相談の場でよく使われる言葉のひとつに〈思いやり〉があります。結婚のお相手にどのような人を希望しますか、とたずねるとき、やさしい人と同じく、真っ先に出てくるのが、思いやりのある人。
交際がうまく進展しないとき、お断りの理由に、「思いやりが感じられません」などなど、使われることも少なくありません。

思いやりを辞書にたずねると、「その人の身になって考えること」とあります。
相手の事情、折々の感情の在りかを察していく心が、思いやり。相手の立場、感情に気を遣わない言動は、えてして優しさや親切の押し売りになってしまいがちなものです。
自分はこんなに優しくしているのに、あの人はそれをちっとも理解してくれないと感じるとき、それは相手をおもんばかることのない、ひとりよがりの優しさ、親切ではなかったかという自省が必要かもしれません。

今日の写真

 思いやりって、要は、対人的な想像力の問題なのだと思います。
いま、コミュニケーションが苦手という人がとても多いけれど、その奥底にも、想像力の問題があるのではないかなと思っています。
対人的な、あるいは異性間の想像力というのは、もちろん、つねに〈意識〉するという心の姿勢が大事なんだけど、同じく大事なのは経験を積むということ。

婚活は自分磨きだとよくいわれますが、いちばんに磨くべきは、見かけ身なりのあれこれではなくて、人の心を察する、感じるという想像力なのだろうと私は思っています。だからこそ、たくさんの人にあって、思いやる心を学んでほしい。そう願います。

2014年6月 7日 10:35 長井 春美

過去のコラム

back number