結婚しなくていい時代

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 男性の5人に1人、女性の10人に1人が結婚しない時代は、もちろん、5人にひとりが結婚できない時代といえますし、同時に、“結婚しなくていい”時代が、ついに来たといえるに違いありません。

おおむね、この“○○をしないでいい”時代は、自由が与えられる一方で、結果として当事者を苦しい思いにもさせます。

たとえば、家のお手伝いというもの。これは、私の子どもの頃には、どこでも当たり前のようにありました。それが勉強のために、“しないでよくなった”時代には、学歴はあるけれども、家事のできない男女を育てることになりました。

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 どんな気持ちでいたのか、当時のことは、当人じゃないから、もちろん分からないけど、いざ家事が必要になって、子どもの頃の経験が必要だったことに気づくことがきっとあると思う。それでは、やっぱり、後の祭り。

結婚を“しないでいい”時代も、その必要に後で気づくことが多いのです。
みんなしないから、まわりもとくにいわないから、放っておく。そして、気がついたときには、やはり、後の祭り。後からほしくなっても、もう遅い。

“○○しないでいい時代”は、○○の必要性を、ちゃんと見きわめる目が大切になる。みんなが○○する時代より、よほどその力がいるに違いありません。

2016年8月 6日 10:22 長井 春美

習慣と才能

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 帚木蓬生さんの「日御子」という小説に、国を和の心へと導く3つの教えというものが語られています。ひとつは、人を裏切らないこと。もうひとつは、人を恨まず、そして戦いを挑まないこと。恨んで戦うと、天の恵みが受けられなくなる、と主人公は述べています。

そして第3番目は、よい習慣は才能を超える、ということ。
1,2のことは、国づくりに関することなので、まずは当然かなと思うのだけど、“よい習慣”という3つ目は、やはり特別。

でも、よく考えると、決して特別なことでもないかな。
才能ではなく、しかもひとりではない、絶え間のない“習慣”こそが、国を変える力をもつということなのでしょう。

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 婚活も、何か特別なことのような気がする。でも、よく考えれば普通のことです。何よりも、普通でなければいけないこと。普通のことなら、毎日毎日の習慣こそが大事。

婚活を今日からやるという人、あるいは、真面目に向き合おうと思った人は、まずはひとつ、よい習慣を身につけることからはじめてはどうでしょう。才能はすぐには手に入れられない。でも、習慣なら思い立ったときにはじめられる。

勝ち負けじゃないというところも、国造りと似ているように思うのだけど、さて、どうでしょう?

2016年7月30日 10:18 長井 春美

生まれてきた奇跡

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 父と母がいて、息子なり、娘がいる。不仲なときもあるだろうけど、多くは仲がよくなければ、自分が大人になってから結婚しようとは思いません。その当たり前のことに気がつかない父親と母親が案外多いものです。

もちろん、結婚しない息子、娘の、“理由”はいくつもある。いまはそれが多くあり過ぎて、だれも頭を抱え込んでいるのだけど、その柱となる理由として、父母の不仲は、まちがいなくあると思っています。

不仲は、たとえば、生まれてきた“奇跡”というような、やはり当たり前の喜びさえ奪います。何代も前からおじいちゃんとおばあちゃん、そして、父と母がいて“自分”がいる。その何でもない喜びを奪ってしまうのです。

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 もしも、結婚しない息子や娘をもって、それが自分たちのせいだと“気づいた”夫婦、あるいは、父、母がいるとすれば、実はけっして遅くはありません。息子、娘が結婚に向かうに際して、もう一度、夫婦としての自分たちはこれでよいのか、これでよかったのか見つめ直してほしいと思っています。
親が変わることが、子どもを変えることだってあるのです。

生まれてきた“奇跡”とは、まだ親の世代にも、大いに生きている言葉なんだと思っています。

2016年7月23日 14:19 長井 春美

恋愛経験のない人に

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 はじめてここ(ブライズ)へ来る人に、男女かかわりなく私は、あなたは恋愛経験があるの? と聞きます。もちろん、そこまでの話の過程で、同様のことが聞けたときは、この質問はなし。

はじめてじゃない、と答えた人には、ここでも同じように、恋愛をしてほしい、と話します。もちろん、その濃淡、恋愛の仕方は、人によって違うのは当たり前。

少し困るのは、私はこれまでに恋愛をしたことがない、という人。案外多いのですね、そういう人も。じゃあ、はじめての人を、ここで見つけましょうか、というと、ようやくニコリとされる。

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 人間には、経験値が必要です。それも、頭で分かるというのではなく、身体で身につけたことが必要となる。そして、それがもっとも大切になるのが、男女のあれこれであるといえましょうか。
オーストラリアのジェームズクック大学の調査によると、男性のモテる秘訣は、容貌や財力ではなく、過去の恋愛経験によるという結果が出ているようです。それも一度、二度の経験が大切。

恋愛にせよ、結婚にせよ、いまは後回しの時代です。逆にいえば、急ぐことはないともいえます(ほんとうは急いでほしいけど)。結婚相談所に入ってからの“初恋”だって、一向にかまわない。そう思っています。

2016年7月16日 11:26 長井 春美

未婚男性の不幸感

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 “不幸”感という表現に、何かそぐわないものを感じるのは、私ひとりでしょうか。幸福感ならすっきりする。不幸というネガティブな響きが、何かしらの違和感をもたらすのでしょう。

ともあれ“不幸”感。当然、自分が幸福でないと感じているこの感覚は、日本の未婚の男性(30代~50代)の実に43・5%がもっているらしい(舞田敏彦氏・教育社会学)。
これは他国のそれと比べても、ちょっと特異な数字で、たとえば2位のドイツでも、自分を不幸だと感じているのは、20%を少し上回る程度。
そして、女性とも異なります。日本の女性で、不幸感をもっているのは8・3%に過ぎず、やはりいよいよ、日本の男性の、おれ、ちょっと、やばくね? という感じを、浮き立たせている数字なのは、まちがいない。

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 この数字は日本社会が、いまだ伝統的なジェンダー観の根強いことを表すものだと、記事はまとめていますが、それは認めた上で、でも、私はやっぱり、未婚の男性たちの、不幸感に覆われている姿が気になる。困ったなあ、と、頭を抱え込んでいる姿。

動けば、それは、いくつになっても変わっていくものです。とにかく、それをしないで、おれたちはなんて不幸なんだ、と病んでいるのは、どうなのでしょう。
ともかく、病み出す前に、まず動きましょう、というのは、何かおかしいのかなあ。

2016年7月 9日 10:33 長井 春美

子どもの笑顔

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 近年、若い人たちが結婚しようとしない、その原因のひとつに、子どもをつくりたくない、という気持ちがあるように聞いています。子どもをつくらない、それなら、その前提となる結婚もしなくていいじゃないか、ということらしい。

そもそも、子どもと間近に接する機会を質量ともに奪っておいて、好きも嫌いもないものだと思います。むしろ、若い人の気持ちの方が分かる、といえば言い過ぎかもしれないけれども。
女の子にしてみれば、子を産むことの物理的な痛みを恐れる気持ちもあるのかもしれません。

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 とはいえ人間は、点でなく線上を生きている。つないできた命を生きています。経験すべきことを経験しないで、“幸せ”はあるのかなと思います。
年を取ってからなお、夫(妻)がいないで“幸せ”か、子どもがいないで、“幸せ”なのかを、もう一度考えてほしいと思うのです。

大きな間違いというのか、だれにも、やむにやまれぬこととして、私たちの前から、小さな、そして縁つづきの子どもが減ってしまったこと、それが悔やんでも悔やみきれない。

子どもの表情と、手の温もりに触れたら、ことは簡単なのに、とつくづく思います。

2016年7月 2日 10:37 長井 春美

決断はどっち?

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 決断する、ということが、婚活の成否を決める、といって過言ではないのかもしれません。
実際、入会のときから、皆さんは決断に追われる。入る、どうするの? ということに始まって、あの人と会おうか、どうしようか、会ってみたけれど、さあ、これからどうする? と悩みの種はつきません。

そして、もっとも大きな決断は、はたしてこの人を、生涯のパートナーにしてよいのか、どうか。

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 その大事な決断を、実は、相手任せにしている人が多いのじゃないかとも感じるのです。「あの人がこんなふうにしてくれたら」「あの人が、もっとこうであったら」と、相手が動いてはじめて、自分も動き出すつもりでいる。
でも、そこには、あなたはどうするの? という“決断”がありません。

こういうことは、実際の夫婦間でも、実は少なくないのです。いつも、相手任せ。

話し合う夫婦になってね、と、成婚が決まったふたりにいつもいうのは、そういうことが背景にあります。
黙っていても分かる、というのは、ほんとうによい時間を過ごした、年老いたふたりだけ。それまでは、せめて言葉をつくさなくては、と思います。

2016年6月25日 10:30 長井 春美

考えすぎないで、最後は感じる

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 考えすぎないで、と、あえていっているのは、考える、というのはとても大切なことだからです。むしろいまは、考えが足りないで、感じる、が優先しているタイプの人がとても多い。
かといって、考えすぎて、先に進めないタイプの人もやっぱり多い。とくに婚活という局面まで、“結婚”を後回しにしてきた人、つまり私たちの会員さんには、考えすぎる方が多いのではないかなと思います。

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 考えすぎる人の弱点は、何といっても、考えるほどに“結婚”の、あえていえば、“害悪”を見つけすぎる。他にも、自分という人間を見下している、ということもあるかな。いずれにしても、それは余計なことにちがいありません。

考えに、考えるのは、素晴らしいこと。ほんとうに、もしかすると、胃に穴が空く直前まで考えてほしい。だけど、最後は、“感じる”ということを大切にしてほしい。それは、前に進むための秘訣。

感じるといいながら、それだって、直前まで、考えに考えたことがきっと影響している。そのことの大切さを思います。

2016年6月18日 12:35 長井 春美

経験は教えられない

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 これは幼児の教育でよく使われることば。子どもは歩いた数だけ成長するとか、そういうのも、同じ意味かな。5官のすべてを使って感得したものしか、ほんとうに役に立つ、“経験”とはいえないということ。

そして“経験”の大切さは、大人も一緒。
気になった人がいるなら、ともかく会うための努力をしてみる。会えないなら、どういう人が会えて、どういう人が会えないのか勉強する。それは、まさに経験です。
うまく会えた。でも、思っていたような男性(女性)じゃなかった。これを知るのも、やっぱり経験。じゃあ、つぎは、こんな人にしよう。そんな工夫が生まれてくる。大人も、歩いた数だけ成長します。

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 経験は教えられないというけど、そしてそれは間違いではないのだけれど、でも、その大切さは教えることができるはずです。 そして、それが私たちの仕事。

たくさんの人に会いましょう、というのは、別に、ともかく数を打てばという意味ではありません。経験をうんと積んで、よい結婚をしていただきたいと願うからです。
とくに近年は、会う経験をせずに、会った気になっている人も多い。ネットやゲームの影響なのでしょう。

懸命に、“会う”ところからはじめましょう。

2016年6月11日 11:39 長井 春美

人の振りみて

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 親の目から見た子どもの結婚と、子どもの目から見た結婚に、ときどきだけど、大きなズレを感じるときがあります。
ひとつには、親の目に、あまりにも現実味が感じとれないこと。最近は、お金がらみのことで感じる機会が多いかな。

ブライズに支払うお金は決まっています。それを納入すれば、まちがいなく理想の異性が見つかると思い込んでいる。上手くいかなければ、あのときの○○万円……。こういうのは地位や学歴、その他と関係ないのが面白いところ。

そして、その人の品とは、やはり地位や学歴、その他とは関係なく、人とのつき合い方が上等かどうかということで決まる気がします。

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 困るのは、その息子さんなり娘さんが、現実をよく理解されている場合。同じなら、やめてもらえればそれでいいんだけど、難しさを知りながら努力している人だと逆に困る。一生懸命だから、口がさけてもやめろとはいえない。

人と会うことは、自分が見える。会うたびに、どんどん見えるようになっていく。そういうつもりで、息子さんや娘さんは頑張っている。
人の振り見て我が振り直せ、ということわざがあるけど、ちょっとお父さん、お母さんにも、学んでほしいことかな。

2016年6月 4日 10:29 長井 春美

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